タンプーラを知っている人なら、「タンプーラを習う」と言ったら、「えっ」というかも知れません。
タンプーラは、インド音楽で使われる、奏者に基音を伝えるだけの楽器です。
4弦なら、Pa Sa Sa Sa(ソ、ド↑、ド↑、ド↓)、5弦ならPa Ni Sa Sa Sa(ソ、シ♭、ド↑、ド↑、ド↓)と、ひたすら音を出し続けます。
今回は、Ragaの勉強の一つとして、10のタートを、タンプーラを弾きながら歌う、という事をやりました。(10の、とか言いましたが、実際はまだ5つほど)
西洋音楽で言うなら、教会旋法の各モードを、ドから始めたものをひたすら歌い分ける、という感じです。
これが地味に難しい。
バイオリンやってるし、音感はある程度わかる…と思いつつも、意外とそうでもなく…かなり音の幅を意識してやりました。
半音・全音はまあまあいけるかな、とは思うのですが、1.5音がなかなかしんどいです。
今、先生は私にRagaを最短距離で色々と教えようとしてくれてまして、難儀する部分、理解が追い付かず「?」な部分も多々あるのですが、ちょっとずつですが前進を感じます。
これが、「インド音楽を学びたい」とか、「シタールを学びたい」という生徒さんであったら、ひたすら実践を通して教えられるのでしょうが、私の場合は「理論を知りたい。しかもインドだけでなく世界各地の」なので、先生もだいぶ色々と工夫していただいていると思っています。
理論だけ習ってあたまでっかちになってもあれなので、いつかちゃんとシタールとかで習いたいな…と思いつつ、楽器の準備もあるのでもうちょっと先になるのでしょう。
とはいえ、タートの練習は音感の練習にもなり、フレットレスの楽器につなげられるので、とても勉強になります。
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